目安としては、ヨードが甲状腺に取り込まれた場合、30 日程度で半分の量が排出されます。ただし、ヨード自身は8日で半分の放射能になります。体外に出て行くまでに、ほとんどのヨードが放射線を出します。ちなみに甲状腺に取り込まれなければ、その日のうちにほとんどが出て行きます。
2011年3月17日 1:07:36 Echofonから
食品についての放射能の測定が始まっており、牛乳などから、わずかな放射能が検出されたと報じられています。しかし、「牛乳問題」は“期間限定”です。そもそも、なぜ、牛乳が問題になるか、順に解説していきます。
史上最大の放射事故であるチェルノブイの原発事故では、白血病など、多くのがんが増えるのではないかと危惧されましたが、実際に増加が報告されたのは、小児の甲状腺がんだけでした。なお、米国のスリーマイル島の事故では、がんの増加は報告されていません。
放射性ヨウ素は、甲状腺に取り込まれます。これは、甲状腺が、甲状腺ホルモンを作るための材料がヨウ素だからです。なお、普通のヨウ素も放射性ヨウ素も、人体にとっては全く区別はつきません。物質の性質は、放射線性であろうとなかろうと同じだからです。
ヨウ素は、人体には必要な元素ですが、日本人には欠乏はまず見られません。海藻にたっぷり含まれているからです。逆に、大陸の中央部に住む人では、ヨウ素が足りたいため、「甲状腺機能低下症」など、ヨウ素欠乏症が少なくありません。
チェルノブイリ周囲も、食べ物にヨウ素が少ない土地柄です。こうした環境で、突然、原発事故によって、ヨウ素(ただし、放射性ヨウ素)が出現したので、放射性ヨウ素が、住民の甲状腺に取り込まれることになりました。
ヨウ素(I2)は水に溶けやすい分子です。原発事故で大気中に散布されたヨウ素は、雨に溶けて地中にしみ込みます。これを牧草地の草が吸い取り、牛がそれを食べるという食物連鎖で、放射性ヨウ素が濃縮されていったのです。野菜より牛乳が問題なのです。
結果的に、牛乳を飲んだ住民の甲状腺に放射性ヨウ素が集まりました。放射性ヨウ素が出す“ベータ線”は、高速の電子で、X線やガンマ線とちがって、質量があるため、物とぶつかるとすぐ止まってしまいます。
放射性ヨウ素(I-131)の場合、放射されるベータ線は、2ミリくらいで止まってしまいますから、甲状腺が“選択的”に照射されるわけです。放射性ヨウ素(I-131)を飲む「放射性ヨウ素内用療法」は、結果的には“ピンポイント照射”の一種だと言えます。
子供たちは、大人よりミルクを飲みますし、放射線による発がんが起こりやすい傾向があるため、小児の甲状腺がんがチェルノブイリで増えたのでしょう。ただし、I-131の半減期は約8日です。長期間、放射性ヨウ素を含む牛乳のことを心配する必要はありません。
I-131は、ベータ線を出しながら、“キセノン”に変わっていきます。(ベータ崩壊)8日が半減期ですから、I-131の量は8日で半分、1ヶ月で1/16と減っていきます。3ヶ月もすると、ほぼゼロになってしまいますから、「牛乳問題」も“期間限定”です。
about 8 hours ago Echofonから
牛乳関係です。昆布やワカメの入った味噌汁なんて飲まないような一人暮らしの人は気を付けてください。週に1回くらいは、選んで古風な和食を食べるといいでしょう。健康は足し算と引き算です。マイナス要素をずっと続けると、いつか見える形で現れます。不死身の人間はいません。基礎体温の低下は危険信号です。
http://twitter.com/team_nakagawa
昨日(2011年3月15日)、東京周辺では、1時間当たり1μSv程度の放射線が観測されています。これは、大気、食料などから普段あびている自然被ばくと比べるとどの程度のものになるでしょう?現在の東京に100日いると、2.4mSv=2400μSvあびることになります。
2011年3月16日 9:48:19 Echofonから
長らくお待たせしました。午前中の続きからです。つまり、昨日の状況が続くと、普通は1年であびる放射線量を100日であびることになります。通常の3倍程度の放射線をあびることになるということです。まず、この放射線量が医学的にどの程度の影響を持つ量なのかを考えたいと思います。
200mSv(ミリシーベルト)つまり200,000μSv(20万マイクロシーベルト)が医学の検査でわかる最も少ない放射線の量と言われています。症状が出るのは、1,000mSvすなわち1,000,000μSv(百万マイクロシーベルト)からです。
極端な例ですが、全身に4,000,000μSv(4百万マイクロシーベルト)あびると、60日後に50%の確率で亡くなります。
もっと低い放射線量では、症状もなく、検査でも分かりませんが、発がんのリスクは若干上がります。ただし、およそ100mSv(ミリシーベルト)の蓄積以上でなければ発がんのリスクも上がりません。危険が高まると言っても、100mSvの蓄積で、0.5%程度です。
そもそも日本は世界一のがん大国で、2人に1人が、がんになります。つまり50%の危険が、100mSvあびると50.5%になるわけです。タバコを吸う方がよほど危険です。現在の1時間当たり1μSvの被ばくが続くと、11.4年で100mSvに到達しますが、いかに危険が少ないか分かります。
2011年3月16日 17:52:28 Echofonから
線量関係です。日本での生活は、放射線に関係なく、癌や生活習慣病のリスクが世界一高いです。ここにビックリしてください。バイタリティあふれるインド人でも中国人でも、日本で暮らせば免疫よわるし、変なもの食べたらお腹も下すし、世代を重ねれば花粉症やアレルギーも日本人並に超増えるでしょう。癌は数ヶ月や1年でなるものではなく、免疫能力の低下した状態が長期間つづいた結果なのですが・・・、ぶっちゃけ戦後に伝統的な食文化が破壊されたことが直接的な原因で、今話題の黄砂とか、なんにでも合成保存料をぶちこむ綺麗で便利が好きな性質とか、偏食による栄養失調とか、世界一の病院好き・薬好きとか、色々な要素が複合してます。
ぎりぎりのバランスで表面化せずに身体がガンと戦っていたような人は、今回の大震災による精神ストレスや放射線の生体ストレスで、閾値を超えてしまうこともあるかもしれません。いつも12時に寝てるなら11時に寝るとか、ちょっとだけ健康に気をつけてみてください。かならず挽回できます。ちなみに私は健康のために米国製のサプリを飲んでますが、成分表にヨウ素が入っててすごく落ち着きました^p^

3時間歩いたから、少し健康になった!