『温度を一定に保ち、タイヤキをぬるく保温する能力』
これは、熱力学的に閉鎖する能力?それとも、一定空間内の分子運動を掌握しちゃうステキ系能力?まあ原理を気にしてもあまり意味はないのでしょうけれども。火かき棒がいつまでたっても熱くならない──とかできるんでしょうか。タイヤキ保温はレベル1にしては超便利ですね。地震のプロしか気付かない震度1並の微妙能力とばかり思ってました
四人組のギクシャクは相変わらずですが、チャイルドエラー絡みの事件はガシガシ進展していきます。テレスティーナさんが怖いくらい巧みに、親しげに誘導尋問します。そして次は、昏睡状態の子供または木山せんせいが重要参考人ということに。
テレスティーナさんは完璧善人風だけど、悪役フラグが抜け切らないというか、何だかもどかしい感じです。先進状況救助隊っていうのはあれですか、情報局か秘密警察かなにかですか。他の隊員がぜんぜんしゃべらないのが怖いですね。
カエルシャンプー良すぎ。小さい頃あんなのすごい好きだったw
『AIM拡散力場の共鳴によるRSPK症候群の集団発生の可能性』 by木原幻生
初春さんがパソコンカチャカチャやって、重要そうな情報を拾ってきます。やってることは検索&読解&絞込みのはずなので、キーボード触ってるより、文章読んでる時間のほうが多そうな気もするのですが。机に乗ってるオシロスコープは何に使うんだろう^−^;
それにしても、共鳴ですかなるほど。『暴走能力者』というキーワードも加わりました。
枝先さん(暴走テレパス)━━━【ホットライン】━━━春上さん(受信)━━━近くのテレパス\(^o^)/
解けた!でもぜんぜん解決してない!/(^o^)\
と思ったら御坂さんの独断専行であっさりたどり着いちゃいました\(^o^)/
私的には、ポルターガイスト現象は、津波が水深や地形(V字型の湾)に影響されて特定地域に被害をもたらす時のようなモデルをイメージしてたのですが。地形=能力者分布、水深=能力レベル、みたいな。
『能力体結晶』、略して体晶!
まさか禁書や漫画版レールガンと繋がる伏線がくるとは・・・
言い訳しない木山せんせい超かっこいい。御坂さん、悪いことじゃなければ手伝いする方向じゃなかったんですか。「くっ」とか「うっ」とかじゃなくて、ちょっと日和った感じの台詞をいうべきだったのでは。そして、カエル顔の医師がすごい勢いで真相をしゃべりまくります。黒幕はやっぱり安心の悪人顔、狂的科学者・木原幻生(きはらげんせい)。
ゲコ太先生の回想モード。
300人クラスの会場で行われた、医学系のシンポジウム。木原が「SYSTEM(LEVEL6の創造)」という主題で講演してます。席はまばら。白衣を着たゲコ太先生、前のほうの席に一人で座ったりして、こんなのに参加するなんて超真面目ですね。発表内容を要約すると、使い潰した暴走能力者の脳内物質を精製したらすごーい薬ですよーというもの。
ちょ、まさか木山せんせいの生徒もすり潰すつもりじゃないでしょうね?
臨床試験の発表にしては、具体的な条件や数値が省かれているので、ごく大雑把な発表なのでしょう。むしろ詳細を話したら即逮捕なのでは。というかスライドの文字細かすぎ。後ろの席だと見えないでしょーこれ。手元にモニターないし。
スライド検証。
20年科学が進んでも先進的な研究論文は英語かよ、と私は学園都市の将来に警鐘を鳴らしてみる。あでもこれ昔の回想か。
「暴走能力者の脳内では、通常とは異なるシグナル伝達回路が形成、各種の神経伝達物質、さまざまなホルモンが異常分泌」という文脈で出てくるので、左上の顕微鏡イメージはシナプス小胞・・・にしては大きいので、シナプスの先端かなにかでしょう。2.25nmの螺旋構造は・・・なんだろ。
左下の六角形は、受容体かなにかの概念図。
右上は脳活動マップ?
右下の脳みその絵は、前頭葉の頭頂部に矢印が引っ張ってあります。このあたりの領域(体性運動野とか体性感覚野)はホムンクルスと呼ばれていて、身体部位や感覚空間の地図が皮質上にマッピングされてるわけですが(電極さしたらビクンビクンするところ)。グラフは被治験者の症例報告で、折れ線はおそらく脳活動。折れ線のどちらかは実験前の平常時のデータのはず。なんか全然波形が違いますけど・・・。曲線グラフの縦軸は、話の流れ的にいくと能力レベル。横軸は経過時間?グラフ振り切りそうな数名が脳の血管ぶち切れた感じですか・・・。
木山せんせいのワクチン
暴走能力者を治すのにワクチンソフトって・・・。レベルアッパー事件の時も、昏睡患者に治療プログラムをインストール──とか言ってたし。学園都市の生徒は脳にバイオチップでも埋め込んでるのでしょうか。
ところで木山せんせい、最後のシーンで、枝先さんの名前を聞いたなら、枝先さんのベッドのほうを「はっ」と見ながら崩れ落ちるべきだったと思うのですが。
全然関係ないけど、感情主導の理系って初春さんと似てますね。案外気が合いそう?
神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの
私の持論ですが、人間の心は人体というデバイスを通して世界を観測しフィードバックすることにより精製される結晶のようなものと考えます。道具も身体の延長。それを振るうことで心の形が変化します。対人関係における無意識の反射行動も身体の延長。日々の反復行動が心を作ります。そして、肉体改造により得られる超能力も身体の延長。第三の腕、または第三の目のように脳にマップされます。ふつうの人間の心から、かなり乖離しているはず。
キーワードが神とか天上とかなので、神学または哲学の分野だと思いますが。
私たちの観測する世界。人によってそれぞれ心理的盲点が異なるため、まったく異なる世界が広がっています。つまり、厳密に言うと世界は自分一人きりです(宗教家だったりすると、これに神が加わります)。私たちが同じ世界に住んでいると信じる隣人は、別の世界から映って見える影法師です。ただし、比較的近い場所にある別世界です。近いもの同士の群れは、世界の輪郭を補強し合います。
LEVEL6を生み出すために設計された学園都市は、人工国家のようなものです。歴史上の人工国家は、それぞれ似たような問題に悩まされ、強い力で束ねないと崩れてしまう性質を持ちます。しかし、快適な環境で生活し、脳を改造された二百万人の学生に、そのような問題は起こりにくいでしょう。
脳内物質の静脈注射や経口摂取で頑張る必要はないと思うのです。というかこれ、原材料ニンゲンの覚■い剤ってイメージなのですが
